工場や事務所には職場のコミュニティがある。
働く者に仕事の成果をあげさせるためには、この職場コミュニティに実質的な責任を与える必要がある。
マネジメントが職場コミュニティに関わる問題について意思決定を行うことは、職場コミュニティにとっては重要であっても、マネジメントにとっては重要でない問題をマネジメントが背負い込むことを意味する。
従業員食堂、休暇の調整、レクリエーション活動等の問題である。
ほとんどの企業で、マネジメントがこれらの問題を処理している。
お金をかけ、能率を悪くし、摩擦と不満の種を作り出している。
意思決定は適切ではなく、運営はうまくいかない。
それは、これらの仕事が、マネジメントにとって重要ではなく大事に扱うに値しないからである。
だがこれらの活動は、職場コミュニティとそのメンバーにとっては、重要な生活上の問題である。
運営がうまくいかなければ、士気が下がる。
しかも、その運営が上からのものである限り、いかにうまく行っても士気は向上しない
これらの活動に関わる責任は、職場コミュニティに任せるべきである。
そのうえこれらの活動は、レーダーシップを発揮し、責任を持ち、認められ、学んでいく良い機会である。
特にレーダーシップを発揮する機会が職場コミュニティに存在しない時、能力、エネルギー、野心は、マネジメントや職場コミュニティに対立する形で発揮される。
当然、否定的、破壊的、扇動的な形をとる。
職場コミュニティの自治は民主的でなくてよい
民主的であってはならないかもしれない
権限や任務は、年功によって決定してよい
重要なことは、職場コミュニティの問題は自治でなければならないということである。
意思決定の責任は、その意思決定の影響に直接関わるところに与えなければならない