2016年8月21日。予報は晴れ。

那珂川がなかなか釣れないので、気分転換に鬼怒川にきた。

いつもは、飛山の下の竹やぶ前あたりが多いが、

飛山前のポイントでやってみることにした。

 

上には、私の好きな流れ込みの深場らしきポイントがある。

ここははじめてという釣り人が加藤釣具店から聞いてきた、

情報では、右岸がいいとのこと。

 

そんな情報は無視して、私の好きな、瀬尻の深場へ。

川は薄にごりの為、底石の状態は確認できないが、

釣れそうな雰囲気があった。

 

7時前、一回目の送り出しであたりがあった。

24cm。 太い鬼怒川の鮎だ。 しかし、この鮎には、鼻環が

付いている。 鼻の穴が大きくなり、鼻環ががばがばだ。

すこし、不安はあったが、そのままおとりにした。

しかし、かからない。 活性は高くないようだ。

 

泳がせ方、筋、ポイントなどいろいろかえてみるがかからない。

下に入ってきた人も1匹かけたが、あとが続いていない。

 

結局、この鮎はエビになったとき、鼻環が外れ、逃げてしまった。

残念だが、想定の範囲内だった。

 

そのうち、更に別のつり人が下に入ってきた。

私はどんどん上にあがり、完全に深瀬の中をつることになった。

 

時間はどんどん過ぎ、11時になって、ようやくあたりがあった。

しかし、水中ばれ。 ガックリ、身体中の力が抜ける。

 

これで、このポイントでまだ可能性があると判断したのが大きな

間違いだった。 あたりはまったくなかった。

 

この時点であたりがあったのは下の瀬肩、たくさんはつれていない

がぼつぼつ釣れていた。

昼になり、他の人が食事の為、岡にあがり始めた。

恥も外聞もなく、迷わず、瀬肩へ移動。

 

25cmがきた。 しばらく、あたりがなかったが、

突然あたり、しかし、どんぶり。  道糸が切れた。

0.125号の複合。昨日、作った仕掛けだが、切れた箇所を

確認してみると、ゴミの付着があった。 ゴミが引っかかり

ダメージを受けていたのだろう。

 

同じようなポイントを泳がせるが、それ以降はまったくあたりが

なかった。 夕方ちかくまでやったが、二度とあたりはなかった。

 

午後からは、他の釣り人は多くのポイントでかけているのに、情けない。

釣れないため、また朝やっていた深場を狙ったのが致命的だった。

 

結局、今シーズンはじめてのぼうずだった。

次の日、台風がきた。 大きな鮎は下ってしまうかもしれない。