分泌腺(ぶんぴせん)
分泌腺というのは分泌物の排出を行う腺のことで、外分泌腺と内分泌腺とがあります。
ワキガ・多汗症に関係のある汗腺(エクリン腺・アポクリン腺)や皮脂腺は外分泌腺に分類されます。
ワキガ・多汗症に関する汗腺の説明は「ワキの分泌腺のはたらき」に説明していますから、そちらを参照してほしいと思います。
分泌腺は一般的には外分泌腺のことをいい、汗を分泌する汗腺、皮脂を分泌する皮脂腺のほか、涙を分泌する涙腺、唾液を分泌する唾液腺、胃液を分泌する胃腺、精液の一部を分泌する前立腺などがありあます。
内分泌腺には、副腎皮質刺激ホルモンなどを分泌する下垂体、甲状腺ホルモンやカルシトニンを分泌する甲状腺、性ホルモンを内分泌する精巣・卵巣の性腺などがあります。
ボツリヌス菌(ぼつりぬすきん)
ボツリヌス菌というのはクロストリジウム属の細菌のことで、土の中に芽胞の形で広く存在していますが、その毒性は非常に強くてボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素が1グラムあれば、100万人を死に追いやることができる史上最強の毒素です。
青酸カリが1グラムで5人の致死量だといいますからその強烈さがわかり、生物兵器としての研究開発も当然行われました。
ボツリヌス菌は食中毒の原因にもなる怖い菌ですが、その反対にボツリヌス菌から作られるボトックスは、美容整形でシワ取りに使われたり、けいれん・麻痺の治療に使われたりもしています。
当然ボトックスは人体には悪い影響はありませんから安心してください。
ボトックス注射(ぼとっくすちゅうしゃ)
ボトックスはボツリヌス菌から作られたアラガン社の登録商標薬剤のことで、筋肉を弛緩させる作用があり、筋肉の動きに関わる神経伝達物質が抑制されことから、シワ取りなどの美容治療に広く利用されています。
ワキガ・多汗症治療にもボトックス注射が使われます。
多汗症治療の場合にはボトックスを脇などの発汗しやすい場所に注入すると、アセチルコリンという汗を促す神経伝達物質を麻痺させるので、ボトックスの効果がなくなる一時的ではありますが、多汗症の症状から回避することが出来ます。