偽作 ラプンツェル 5 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい





「 ひゃぁあっははは ♪ くたばれ ババア ! 」

  男が鉄棒で 老婆に殴りかかりました。


<<  ブ ン ! >>


  鉄棒は空気を 切り裂き

  老婆の頭に 振り下ろされました。


<<  ガキ~ン !






鉄棒は空を切り 床を叩きました。


  老婆は 男の動きを見切り、

「 ひょい 」と一歩後ろに下がり 鉄棒をよけ、

  同時に 手にした容器の液体を男の目にかけました。


<<  ビ シ ャ ! >>





「 砂かけババアじゃなくて 水掛けババアかよ、

  あっ いぃ うっうっ うぎゃぁあ ~ !

  ババァ 何をかけやがった、

  めっ 目がぁぁああ ~!

  いてぇよぉぉお ~! 」

  強烈な刺激に 男は目を押さえて

  のたうちまわりました。


「 ババア ! なんてことしやがる ~! 」


「 ふん、年寄りの頭を 

『 かち割る 』 ってぇのは関心しないねぇ、

『 強がる 』 だけでからっきしだねぇ、

  年寄りを 『 いたわる 』 って気持ちは

  無いのかねぇ ?

『 痛がる 』 のは自業自得。


「 ババア ふざけんな ! なに韻を踏んでんだ、

  ばっさり切り裂いて ババアの開きにしてやる。

  もっとも、もう 干物みたいだがな、

  ぐわぁははは 」

  次の屈強な男が ナイフで斬りかかりました。





<<  バ サ ッ ! >>


  老婆は 前掛けを 闘牛士のように翻し

  ナイフの 一撃をかわし

  軽やかに フラメンコのステップを踏みました。


「 ち ぃ ! 

  ババアのくせに ちょこまかとしゃがって 」


「 じゃぁ こっちの番だよ 」

  老婆は 液体を男に浴びせました。


  しかし、男は 後ろに下がり

  液体は 目にはかからず 服にかかりました。


「 ば ~ か め !

  同じ手に ひっかかるもんかい !

  年寄りは 何度も何度も同じことをしたがる、

  過去の成功体験に 縛られるってことだな。

  あぁ~ 歳はとりたかぁないねぇもんだ、

  次は はずさねえぞ ! 」 

  男は ナイフを振りかざし 襲いかかりました。


「 ババア ! 地獄に落ちろぉぉぉおお ~! 」





      続 く