ダーク・ピーターパン 4 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい





「 ふふふふふっ、

  喜べ お前たちを 

  ネバーランドから 連れ出してやるぞ 」

  捕まえた子供たちを見てフック船長は御機嫌です。


「 いいかい 子供は、いつまでも

  ピーターパンと 一緒にいてはいけないんだぞ 」

  その言葉を聞き 子供たちは これから

  どうなってしまうのか 不安でいっぱいです、

  みんな声も出せず 青ざめた顔色になって

  ガタガタ震え出しました、泣き出す子供もいます。


「 ティンカー・ベルも そうだ。 

  あいつは もっと たちが悪い、

 アイツが そもそもの元凶だ、

  何とかしなくては 、、、、 」

  フック船長は 言いました。


「 小さくて空を飛ぶので 

  逃げられちまいしまいやした 」

「 俺達を小馬鹿にしたしたような

  蔑むような目付きでしたぜ 」

「 あれは妖精どころか 小さな悪魔みたいですなぁ 」

「 今度は虫取り網を用意して捕まえてしまいやしょう 」

  手下たちも 言いました。

「 まぁ よい 子供たちさえ連れてこられれば 」



  子供たちを乗せた海賊船はネバーランドを離れました。



                  いらすとや



「 そろそろ ネバーランドの領海を出ます 」

  フック船長の手下が言いました。


「 ふふっ ここまでくればピーターも追いかけてくるまい 」

  フック船長は言いました。


  と、そこに不思議な音が聞こえてきました。


 < ♪ チクタク、チクタク ♪ >


「 うわぁぁぁぁああ ~! 

  ワ ワニ だあぁぁああああ ~! 」

  フック船長はパニック状態になり、

  頭を抱えて 慌てて身を隠しました。



                いらすとや


「 ワシの腕を 噛み千切った

  ワニだぁぁぁああああ ~~~! 」


  フック船長は 青ざめ

  恐怖に支配され 震えています、

  あきらかにパニック状態です。


  手下の海賊たちが 恐る恐る海を覗きました。


「 あぁぁぁああっ ~ ! 」


     続 く