ラピュタ編 ガリバ~旅行記 5 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい

「 こんにちは ~ 」

  ガリバ~が挨拶しても

  ラピュタの人たちは思索に没頭しています。

  空を眺め ブツクサと何かをつぶやき、

  計算しノートに何やら数字を書き込んでいます。

  誰かが外側から叩いたりして刺激を与えなければ

  他人と会話ができないような人が多いのです。

「 みんな勉強好きのようだね

  何を計算しているの ? 」

「 今は 物理学に関することですね 」

「 なんか 難しそうだねぇ 」

「 天体の 軌道計算やら 

  物質の構造やら もろもろですね 」 

「 それって 何か役に立つの ? 」

「 う ~ む 

  おそらく このラピユタでしか役立たないでしょう、

  地上の人たちには理解できないし

  解決不可能な事象が 起きているのです 」

「 なに それ 美味しいの ? 」

「 美味しくは無いでしょうなぁ、

  どちらかと言えば まずい事でしょう 」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


「 ガリバ~殿 

  どうであったかな ラピュタは ? 」

「 王様 すごいよ ~

  巨大な公園に 近代的な建造物が多くて

  どんな国より 色々発展しているみたい 」

「 ふ ふ ♪

  下界の国々が無駄な戦争に明け暮れている時間を

  我々は文明の発展のみに注力してきたのであるゆえ

  下界の世界より何世紀分も科学が発展している 」

「 そうだよね 戦争は いけませんや

  色々散らかりますから

  人も減るし 腹も減るし 」


「 そうだ 王立天文台に ご招待しよう 」

「 天文台って ガリさんが 何とか ? 」

「 そう ガリ・レオガリ・レイ殿から指導を受けて

  ラピュタの新技術で独自に改良開発した

  世界最大の 天体観測用望遠鏡が

  設置されているのである 」

「 お星様を見るの ? 」

「 そうじゃ 宇宙は神秘に満ちているのだよ 」

「 おいら船乗りだから 星座を観測して

  航路の計算をするんだよ 」

「 ガリバ~殿は 船乗りであったな 」

「 そうだよ 世界中を旅してるのさ 」

「 では 宇宙にも興味が お有りかな ? 」

「 そうだねぇ ~

  行けるものなら行ってみたいねぇ 」

「 では ぜひ お願いしたい 」

「 じゃあ 行かせてもらおうかな ♪ 」

「 約束できますかな ? 」

「 オイラ 男だから約束は 絶対守るよ 」


  


       続 く