「 こんにちは ~ 」
ガリバ~が挨拶しても
ラピュタの人たちは思索に没頭しています。
空を眺め ブツクサと何かをつぶやき、
計算しノートに何やら数字を書き込んでいます。
誰かが外側から叩いたりして刺激を与えなければ
他人と会話ができないような人が多いのです。
「 みんな勉強好きのようだね
何を計算しているの ? 」
「 今は 物理学に関することですね 」
「 なんか 難しそうだねぇ 」
「 天体の 軌道計算やら
物質の構造やら もろもろですね 」
「 それって 何か役に立つの ? 」
「 う ~ む
おそらく このラピユタでしか役立たないでしょう、
地上の人たちには理解できないし
解決不可能な事象が 起きているのです 」
「 なに それ 美味しいの ? 」
「 美味しくは無いでしょうなぁ、
どちらかと言えば まずい事でしょう 」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「 ガリバ~殿
どうであったかな ラピュタは ? 」
「 王様 すごいよ ~
巨大な公園に 近代的な建造物が多くて
どんな国より 色々発展しているみたい 」
「 ふ ふ ♪
下界の国々が無駄な戦争に明け暮れている時間を
我々は文明の発展のみに注力してきたのであるゆえ
下界の世界より何世紀分も科学が発展している 」
「 そうだよね 戦争は いけませんや
色々散らかりますから
人も減るし 腹も減るし 」
「 そうだ 王立天文台に ご招待しよう 」
「 天文台って ガリさんが 何とか ? 」
「 そう ガリ・レオガリ・レイ殿から指導を受けて
ラピュタの新技術で独自に改良開発した
世界最大の 天体観測用望遠鏡が
設置されているのである 」
「 お星様を見るの ? 」
「 そうじゃ 宇宙は神秘に満ちているのだよ 」
「 おいら船乗りだから 星座を観測して
航路の計算をするんだよ 」
「 ガリバ~殿は 船乗りであったな 」
「 そうだよ 世界中を旅してるのさ 」
「 では 宇宙にも興味が お有りかな ? 」
「 そうだねぇ ~
行けるものなら行ってみたいねぇ 」
「 では ぜひ お願いしたい 」
「 じゃあ 行かせてもらおうかな ♪ 」
「 約束できますかな ? 」
「 オイラ 男だから約束は 絶対守るよ 」
続 く