ラピュタ編 ガリバ~旅行記 3 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい

「 ここは 極東の東の島国 バルニバ~ビの

  首都 『 ラピュタ 』 と言うのじゃ 

  聞いたことあるかのう ? 」


「 えぇぇえ !

  ラッラララ ラ ピ ュ タ ~ ! 」


「 ほぅ 知っておったか ウホホ ♪ 」

「【 バXス! 】 って女の子が言うと

  崩れ落ちる 空中浮遊する島ですか 」

「 何じゃ それ ?

  そんな事はないぞ 

  なんなら言ってみてもいいぞ

  バ ル ス ! 」

「 きゃぁぁ ~ ! 怖いよ ~! 」

「 うははは 何も 起こらないぞ 」

「 オイラ 昔 高速紙芝居で

  崩れ落ちる 空飛ぶ島の お話を

 観たことがあるんですよぅ

  何度も 繰り返し 再演するんですよぅ 

  それでも飽きずに 観客が集まるんですよぅ 」


「 そんな 簡単な呪文なら子供でも 

  ラピュタを 崩壊させられるではないか 」

「 その子供が 島の構造物を

  崩壊させてしまったんですよぉ ~ 」

「 うはははっ ♪

  そんな 話を信じてはいかんぞ

  どこかの誰かが 金儲けで作った与太話じゃ

  いい大人が 『 バ ル ス 』 とか

  高速紙芝居を観て 言っていてはいかんな 」
 
「 それなら 一安心

  そうそう ここの貴族の人たちは

  いつも何か考え事をしているようなんですが

  なぜですか ? 」

「 もともと我々は 思慮深く 思索が好きなのだ

  森羅万象 この世のありとあらゆるものを

  深く考察しておるのじゃ

  そして今 大きな問題を抱えておるのじゃ 」




「 ほぅ それで皆さん 考え事をして 

  ボ~っとしているんですかぁ 」

「 皆で色々と複雑な計算をしておったのじゃ

  ようやく問題の解決法を出しつつあるのじゃが

  計画を実行するべき 気力体力に優れた

  単独で飛行経験のある人材がいなかったのじゃ 」

「 へ ~ 」

「 我々 ラピュタの民は 頭脳は明晰ではあるが

  体力的には 虚弱なのじゃ 」

「 ふん ふん 」

「 崇高な ミッションを

  成し遂げるべき人材を求めておったのじゃが

  適任者が おらぬのじゃ 」

「 大変な お仕事なんですかぁ ? 」

「 いや 頑強な体と体力があればいいのじゃ

  知力は あまり必要ない 」

「 じゃぁ オイラでも できそうですね

  一宿一飯のお礼に お手伝いしましょうか? 」

「 おぉ ! そうしてくれるか

  それは 願ってもないことじゃ

  我々ラピュタの民の スリムな体とは違い

  頑強な ビア樽のような体型をしておるから

  それに貴殿は 飛行経験も あるからのう 」

      続 く