![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200629/13/ff22302370/ec/00/j/o1200120014781490767.jpg?caw=800)
王様はガリバ~から航海の話を聞いたりしました。
あるときガリバ~に、
「 お前は帆やオールの使い方を知っておるのか ? 」
と聞きました。
「 オイラ 船員だったので
帆でも オールでも 当然使えますよ 」
と ガリバ~は答えました。
それを聴いて 王妃は、
「 そうだ 良いこと考えたわ
お~っほほほほ ♪ 」
王妃は ガリバ~に帆船の設計をさせました。
お抱えの指物師に それを作らせ、
まず試しに ガリバ~を その船に乗せて、
大きなたらいに水を張り 船を浮かべました。
ガリバ~は そのたらいの中を漕ぎまわって、
王様や王妃を 面白がらせました。
帆を上げると 王妃が扇で風を送ります。
「 面白いものじゃのう
子供の頃 風呂で おもちゃを浮かべて
遊んだのを思い出すのう 童心にもどるのう 」
<< ザブ~ン ザブ~ン !! >>
「 うわぁ 何すんですかぁあああ ~!
王さまぁ ~ ! 」
「 航海に 嵐や時化 ( しけ )は
つきものなのじゃろう ?
ほれほれほれ うほほほほ ♪ 」
王様は手桶で 船に水をドバドバとかけました。
「 王様 いじめちゃ可哀想ですよ
お~ほっほほほほ ♪ 」
「 王妃様 ~!
笑ってないで 王様を止めて ~! 」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
たらいの水は三日おきに替える事になっていました。
ある時、水を替える役目の召使が気づかずに、
カエルを手桶から たらいに流し込んでしまいました。
<< ち ゃ ぽ ん ! >>
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200629/12/ff22302370/31/44/j/o0255020614781488504.jpg?caw=800)
最初、カエルはじっと隠れていたのですが、
船が たらいに戻されガリバ~が船に乗り込むと
カエルは良い場所を見つけたとばかりに
船に這い上って来ました。
「 うわぁ なんだ なんだ ? 」
船は ひどく揺られました。
「 あぁ カエルが 無賃乗船 ! 」
ガリバ~は 船がひっくりかえらないように、
その反対側に力を入れてバランスを取りました。
「 このやろ ! カエルめ !
船が 転覆したらど~すんだ !
いろいろな国で 大問題になっただろうが !
オイラは 船長として
さっさと 無責任に逃げ出したりしないぞ
叩き出してやる ~! 」
ガリバ~は いきり立ちましたが
カエルは船の中を ひょい ひょいと跳びまわり、
ガリバ~の 頭の上を前や後へ
ぴょんぴょんと跳び越えるのです。
そのたび カエルの
ぬらぬらぬめぬめべとべととした粘液が
ガリバ~の顔や服に べっとりと付くのでした。
「 うわぁ ぬらぬらぬめぬめべとべととして
きもいよぉぉ ~ 」
ガリバ~と カエルの目が合いました、
そのツラの大きく ふてぶてしいこと、
あらためて 巨大なカエルを見て驚きました。
「 う わ ぁ ぁ あ あ !
こんな醜い動物が 世の中にいたのか
なんだか 力説した前言を簡単にひるがえし
自分が当選した時の党の公約を ないがしろにして
景気回復など考えず 財務省の操り人形のように
税金を上げることだけに躍起になり
結果 庶民を苦しめることになり
選挙で国民に見放され
惨敗した党の 反省会に出席もせず
プロレス観戦していた 面の皮の分厚い
水生生物に例えられた 東方の国の
ずっと昔の権力者に似てるようだな ~ 」
< ゲコゲコ ゲゲゲゲゲ >
ガリバ~は目を剥き 歯を剥きだして怒鳴りました。
「 カエルは国政を司る王室にいてはいけない のだ !
自分の住処に かえる のだ ~ ! 」
しかし カエルは 知らんぷりな のだ った 。
「 まぁ まぁ ノーサイドに しましょうよ 」
とでも言うように カエルは 平然と
< ゲロゲロゲロ グァッグァッグワッ ♪ > と
ガリバ~を あざわらうように 鳴きました。
ガリバ~の威嚇はカエルの面に
ショ▽△”ン な のだ。
どこの国の どこの政党の政治家連中も
国民の怨嗟の声など
やはり カエルの顔に ションベンなのだ。
「 まぁ 醜いカエル !
あんたには 用はない のだ シッシ ! 」
王妃は カエルを追い払いました のだ。
続 く