ガリバ~旅行記 6 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい



  ガリバ~という、究極の軍事兵器を手にして、

  軍事的危機を脱した この国ですが、

  全て丸く収まるわけでもありません。



  戦争もなく ガリバ~は お気楽ですが、

  やがて この国の食糧問題が

  より深刻化してきました。

  何万人分もの食料を必要とするガリバ~を養うために

  想定外の 未曽有の慢性的食糧難になりました。

  国民は常に飢餓状態となり、政情も不安定になります。

  やがて国民の不満は ガリバ~に向けられました。




 「 大飯食らいめ ! 」


 「 ぶくぶくと太りやがって ! 」


 「 少しは遠慮しろよ、平気で おかわりするし ! 」


 「 アイツさえいなければ 我々庶民がこんなに、

   困窮することもないのにぃぃい ~ 」


 「 そうだ いいこと考えた 

   ガリバ~を食料にすればいいんじゃねぇ ? 」


 「 おぉ 焼肉 食いほうだい ♪ 」


 「 ユッケ レバ刺し ♪ 」


 「 生では だめだぞ、良く焼いてな 」


 「 干し肉にでもすれば

   長期間保存できて 食糧問題も解決だ 」


 「 それがいい それがいい 」


   いつの間にか 国民に 軍事力から、

   食料と見なされるような状態になったガリバ~です。

 



   王室も この問題を話しあっています。


 「 さて かねてより 深刻化してきた

   我が国の 食糧事情の件ですが 」


 「 そう言えば ワシの食事も貧素になってしまった

   おやつも抜きだし 一汁一菜 一日二食だし、

   せめて 一日三食は食べたいものじゃのう 」





 「 国王様お許しを 我々臣下は一日一食です 」


 「 なんと それはさぞ ひもじかろう 」


 「 今でも お城の周りを耕したり、

   山間部を新たに開拓して 

   食糧増産に励みましたが、

   収穫までには たいぶ時間がかかります、

   それまでに大勢の餓死者が出るやも知れません 」


 「 それは 困ったのう 」



 「 かんかんがくがく かんかんがくがく 」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


   やがて、1つの結論が出されました。


   それは、、、、


    続 く