・
ガリバ~という、究極の軍事兵器を手にして、
軍事的危機を脱した この国ですが、
全て丸く収まるわけでもありません。
戦争もなく ガリバ~は お気楽ですが、
やがて この国の食糧問題が
より深刻化してきました。
何万人分もの食料を必要とするガリバ~を養うために
想定外の 未曽有の慢性的食糧難になりました。
国民は常に飢餓状態となり、政情も不安定になります。
やがて国民の不満は ガリバ~に向けられました。
「 大飯食らいめ ! 」
「 ぶくぶくと太りやがって ! 」
「 少しは遠慮しろよ、平気で おかわりするし ! 」
「 アイツさえいなければ 我々庶民がこんなに、
困窮することもないのにぃぃい ~ 」
「 そうだ いいこと考えた
ガリバ~を食料にすればいいんじゃねぇ ? 」
「 おぉ 焼肉 食いほうだい ♪ 」
「 ユッケ レバ刺し ♪ 」
「 生では だめだぞ、良く焼いてな 」
「 干し肉にでもすれば
長期間保存できて 食糧問題も解決だ 」
「 それがいい それがいい 」
いつの間にか 国民に 軍事力から、
食料と見なされるような状態になったガリバ~です。
王室も この問題を話しあっています。
「 さて かねてより 深刻化してきた
我が国の 食糧事情の件ですが 」
「 そう言えば ワシの食事も貧素になってしまった
おやつも抜きだし 一汁一菜 一日二食だし、
せめて 一日三食は食べたいものじゃのう 」
「 国王様お許しを 我々臣下は一日一食です 」
「 なんと それはさぞ ひもじかろう 」
「 今でも お城の周りを耕したり、
山間部を新たに開拓して
食糧増産に励みましたが、
収穫までには たいぶ時間がかかります、
それまでに大勢の餓死者が出るやも知れません 」
「 それは 困ったのう 」
「 かんかんがくがく かんかんがくがく 」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
やがて、1つの結論が出されました。
それは、、、、
続 く