雫 しずく | 藤花のブログ 詩と
心の へこんだところに
冷たい 雫が 落ちるのです
ポタ ポタと 少しずつ
そして いつしか なみなみと
満たされ あふれ
滴れた 雫は
焼けるような 悲しみを 溶かし
熱い涙となり 流れるのです
狂おしいほどの心の灼熱を
解きほぐすように 鎮めるように
だから 止めなくても よいのです
だから 止めては いけないのです
溢れるだけ 溢れさせて よいのです
溢れるだけ 溢れさせなければ いけないのです
悲しみを 全て 流し去るために
そして 心は ゆっくり 冷えて
穏やかに なっていくのです
by:m,maddo