雨水( うすい )を 過ぎ
雨音の 旋律
慈雨は 冬の彩を
拭い 消しながら
大地を 潤し
木々 草花を 育む
雨雲 立ち去り
やがて 日差しの中
硬く 身を縮めていた 蕾
芽吹き 花ひらく
遠い 彼方の 空より
旅人 翼広げ 舞い戻り
春の歌 歌う
新しい 命の歌 歌う
忘れ得ぬ 哀しき季節を
過去のものとして
胸の奥に 封じ込め
希望の 季節を 生きるために
春は もう そこに
John-Morgan
雨水(うすい)は、二十四節気の第2。
正月中(通常旧暦1月内)。
西洋占星術では雨水を双魚宮(うお座)の始まりとする。
空から降るものが雪から雨に変わり、
雪が溶け始めるころ。
春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もある。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。