世界一美しいもの 後日談 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい

 、

                     : avaxhome.ws


「 お~ほっほほほほ ♪ 

  また商売を盛り返しちゃったわ

  私ってば 天才ね 」


「 奥方様ぁ わたくしめを こき使いすぎですよぉ 」


「 いいのよ まだ労働基準法もないしね

  人は使い放題 お~ほっほほほ ♪ 」


「 わたくしめ 満足に お給金頂いてませんけどぉ 」


「 しょうがないでしょう 私だって贅沢してないわ、

  近頃ケーキの ホール食いもしてないし、

  シャンパンだって 浴びるほどは飲んでないのよ !

  今は慈善事業に お金ぶち込んでるからね 」


「 やれやれ ~

  慈善事業の影で 搾取される人がいるなんて

  なんたる矛盾なんでしょうかぁ ~ 」
 

「 利ざやを抜かないだけ 真っ当なのよ 」


「 まぁ 有名な募金なんて

  2~3割は必要経費という名目で 幹部が潤ったり 

  天下り役人の高額手当になったり

  必要もない ご立派なビル建てたりしてますねぇ 」


「 極東の島国には 年末になると

  いたいけな子供を 街角に立たせて 募金させたり、

  町内会に 半強制的に お金集めさせてる 

『 0い羽根運動 』 とかもあるでしょう

  それに比べれば 自分の稼ぎからお金出すんだから 

  ちったぁ マシでしょうが ! 」


「 なるほど 純粋に 美しい行いには 

  苦難が伴うのですなぁ とほほほ 、、、、 」


「 文句言わずに 働け 働けぇぇええ ~ !

  善行を為すのよ !

  私のために美味しいパンを たくさん焼きなさ~い

  そうすれば あんた 死んでも

  地獄じゃなくて きっと天国へ行けるわよ

  お~ほっほほほほ ♪ 」


「 嫌ですよ 奥方様から お先にどうぞ 」


「 やなこった あんたから 逝きなさいよ 」


「 いやいや 奥方様なら 地獄がお似合いですよ、

  地獄の亡者たちとも 
  
  仲良くできるんじゃないですかぁ ?

  手足のように こき使ったりして 」


「 なんだと !

  こんな天使のような 純真なレディに対して

  地獄が 似合いだと !

  コノヤロウ こうしてくれるわ ! 」


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 「 ぎゃぁぁああ ~! 鬼、悪魔 ~!

   奥方様は ぜったい 

   地獄行きですよぉぉおお ~! 」

    
     お し ま い