「 やっておしまい ! 」
ミラー▽ンのお面をかぶった 変態従者は
しかたなく 短刀を振り回し
白雪姫に襲い掛かりました
「 おりゃぁぁああ ~!
お命頂戴 お覚悟を ~ ! 」
「 き ゃ ~ ぁ ぁ ぁ あ あ ! 」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191112/20/ff22302370/63/22/j/o0164030714638311707.jpg?caw=800)
招待客たちの 悲鳴が上がりました
その時 影のような一団が飛び出しました
「 ドロップ、キ~ック ! 」
「 うがぁ ! 」
従者の短刀が 蹴り飛ばされました
「 フライング、クロスチョップ ! 」
「 げぼっ ! 」
従者の喉笛に ヒット
「 フライング、ラリアット ! 」
「 ぐぇっ ! 」
後頭部に ヒット
「 低空ドロップキック ! 」
「 ぎゃぁ ! 」
膝頭に ヒット
怒涛の四連打で 従者は床に倒れました
「 アキレス腱固め ! 」
「 ぎゃぁぁあ ~! 」
「 ヒール・ホールド ! 」
「 いっ いたいぃぃ ~! 」
「 腕ひしぎ十字固め ! 」
「 ぐわぁぁ ~! 」
「 キー、ロック ! 」
「 ひいぃぃぃい ~! 」
「 フェイス、ロック ! 」
「 ぐきぃぃぃ ~! 」
「 お面を外して 鼻の穴を上に引っ張って
豚鼻にして 辱めてやる
どうだ 鼻フック攻撃は
恥ずかしいだろう ? 」
「 ぶひひぃぃぃ ~ 」
「 さらに両手で口を 左右に広げてやる !
学級文庫と言え ! 」
「 いやだぁぁああ ~ 恥ずかしいぃぃ ~ 」
「 言わないと 口が裂けちゃうよ ~ 」
「 ううっ がっきぃゅうぅ う ● こ ~! 」
両手 両足 首を 関節技で極められて
従者は 身動きが出来ません
「 ぎゃぁぁぁああ! いたいぃぃぃ
ぐるじいぃぃぃいいい ~ 」
従者は 悲鳴を上げました
「 姫には 手を出させない !」
「 そうだ 俺達が 許さん ! 」
「 どうだ ギブアップするか ? 」
「 ノ~ ! ノ~ ! 」
「 ギブアップ ? 」
「 ネバー、ギブアップ ! 」
変態従者は 変態なりに意地を見せました
「 往生際が悪いね じゃあ 決めちゃうよ ♪ 」
< ぼき! ぼき ! ぼっきん ! >
「 ぐ え っ ~! 」
< がくっ >< どた ! >
従者の身体から 力が抜け
糸の切れた 操り木偶人形のように崩れました
「 さぁ 一丁上がり っと 」
従者を 片付けると
男たちは 王妃の前に立ちはだかりました
「 おっ おまえらは 私の嫌いな
フリークス・レスラーたち ! 」
「 失礼な レイシストめ ! 」
「 小ぶりで可愛らしいレスラーと言ってくれる ? 」
「 おいらたちをラッキー・ボーイと呼ぶ国もあるんだよ 」
「 そうです 私たちが 」
「 お前さんに 興行を禁止されて 」
「 失業させられた 」
「 7人の レスラーです ! 」
「 俺たちの 恨みを知れ ! 」
「 不寛容で差別主義者の 王妃 許すまじ ! 」
続 く