。
<< ガァキ~ン ! >>
<< バキ~ン ! >>
「 ぁあああ ~! 」
近衛隊長の剣が折れ
刃が あらぬ方向へ飛びました。
<< ビユ~ン ! >>
折れた剣の刃が メロスの鼻をかすめて
だらしなく伸びた鼻毛の先端を
切断しながら飛んで行きました。
「 う”ひゃぁぁぁあ” ~ !
ささったら死んじゃうだろうが ~!
オイラを 殺す気か ~! 訴えてやる ~! 」
メロスは腰が抜け 少し おもらしました。
「 あぁぁ~ おまたが なま温かいぃ ~ 」
「 ふふ 自慢のダマスカス鋼の剣も折れてしまったな、
貴様の剣が薄刃のカミソリならば 俺の剣はナタだ、
この剣は 二本の剣を合わせ一本に あつらえた
分厚く折れにくい 実戦向きの剣なのだ 」
「 く そ ~ !
卑怯な剣を使いおって !
この剣は すご~く 高かったんだぞ ~! 」
「 もう自慢の剣がないぞ、どうだ降参するか ! 」
「 ふざけるな !
貴様などには 拳で十分だ !
お前に 素手で戦う度胸があるか ? 」
「 よし、かかってくるがいい ! 」
ケントリュウスは 剣を 投げ捨てました。
近衛隊長は スーパーヘビー級の体重を乗せた
右ロングフックを繰り出しました、
パンチは空気を切り裂き 唸りを上げました。
<< ブ~ン ! >>
続 く