John De Jong
「 ふう~ん ここが 例の国かい 」
「 そうですよ 自然あふれる良い国そうじゃないですか 」
「 未開の地じゃないか !
私にはふさわしくないよ
なんたって 私は シティガールだからねぇ ♪ 」
「 そんな言い方は この国に失礼ですよ
我々は国を追われたに 等しいんですからぁ ~
それに ガールって チャンチャラおかしいですなぁ
歳を考えてくださいよぉ ~ ガールだって
LONG LONG AGO GIRL ですな うひょひょひょ ♪ 」
<< ごちん ! >>
「 あぁ グーパンチで側頭部を殴るのはやめてくださいぃぃ
わたくしめ パンチドランカーになりそうですよ ~
記憶障害を 起こしかねませんよう シクシク 」
「 そうだ ! 」
「 ん ? 何でしょうか ? 」
「 これだけ自然あふれてれば 狩りも盛んだろうな 」
「 そうかもしれませんなぁ
美味しいジビエ料理が 楽しみですなぁ 」
「 この国の王と 婚姻の儀を済ませて 後妻になったら
さっそく美人と評判の 白い肌の姫 とやらを始末せねば
お~ほっほほほほほほほ ♪ 」
「 それと 狩りと どういう繋がりが ? 」
「 にぶいねぇ お前は
姫を 狩りに誘いだすのさ !
♪ それを猟師が 鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ
あっ よいよいよい ♪ 」
「 義理の娘になるというのに
なんてプリンセス様は
非道で鬼畜の如き女なんでしょう
だから 悪評ばかりなんですよ うひょひょ ♪ 」
「 ふん ! 嫌われるのも人気のうちさ
悪の香りムンムンの 魅惑のダークヒロインだ
お~ほっほほほ ♪ 」
「 国民アンケートで関わりたくない女 NO,1 でしたよ 」
「 知ったこっちゃないよ !
みんな 私の美貌に嫉妬しているんだからね
お~ほっほほほほ ♪ 」
「 ほんとに プリンセス様は
現実が見えていない 勘違い女で
絵に描いたような 見事な下衆の極みですなぁ
だから タダでも お話を読む人が少ないんですよぉ
うっひひひひ ♪ 」
<< ゴリ ゴり ゴリ ! >>
「 ひゃぁ ~!
拳で こみかみを えぐらないでぇぇ ~ 」
「 人事みたいに言うな !
お前も出てたろう この変態野郎 !
次の物語でも お前は加担するんだぞ !
わかってんだろうな ! 」
「 ひぃぃぃい ~
これは どうやら 『 白雪姫 』 に続きそうですよぉ ~
まぁ 読む人は ほとんどいないでしょうけど
そのうちに また お会いしましょう
それまで サイナラ サイナラ サイナラ ~
またまた ろくでなしの 極悪非道の
醜いお話になりそうですね
うっひひひひ ♪♪ 」
「 誰が 醜いんだよ ! 」
<< ぼこっ ! >>
「 ひぃぃぃいい ~~ 頭蓋骨がぁぁああ ~~!
ヒビ 入ったら 責任とってくださいよ ~ 」
「 接着剤は買ってやる 後は自助で治せ
入院はさせない ! わかったか !
それが わが祖国の 国是だ ~! 」
「 ヒィヤ~ァァァア ~ !
どっかの島国みたい ~!
みなさんも 健康には ご注意を
怪我しても 医療逼迫で
入院できない 、、かも知れませんよ ~
ご自愛くださ~い 」
おしまい