せんと・ばれんたいん ? | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい

「 くらうでぃうすがす2世様

  これを お納めください 」

「 ふ~む これは何じゃ ?

  いつものクッキーではないな 」

「 はい これは東方の島国の おろかな民族が 

  この季節 お菓子メーカーに煽られて 

  女子が男子に 贈り物にする 

  血余個霊吐なる 食物でして 」

「 ほう 東方の島国の民が 喜ぶ食べ物とな ?

  わしは 甘い物には 目がないんじゃ

  オヤツは パンケーキと決めておる

  では 一口 いただくとするか 」

< がぶりっ! >

「 おぅ 中から 山吹色の例のものが うほほ ♪ 」

「 お気に召されましたか ? 」

「 ぐれこ屋 お主も 悪よのう うはは ♪ 」

「 いえいえ くらうでぃうすがす2世様には

  かないませんよ 」

「 そうか ? 」

「 利権を漁ることにかけては 天下一品ですなぁ 」

「 まぁな 」

「 税金も中抜き仕放題 国がほろびますよ うひひ 」

「 今だけ金だけ自分だけ の精神だよね 」

「 それだけでなく 兵士の結婚を取り仕切った

  善意の 司祭ヴァレンティヌス様を 

  処刑してしまわれたのですから 」

「 だって どうせ 兵士は使い捨てだし 

  いくらだって 徴兵すればいいんだ 

  他人の幸せって 傍から見てると腹立つじゃん! 」

「 とても 人の上に立つ人の お言葉とも 

  思えませんなぁ ぐふふ ♪ 」

「 なんたって

 人の恋路を 邪魔するのは

  メッチャ 楽しいからなぁ 

  他人の悲恋や不幸って 

  みんな好きじゃん 蜜の味じゃん

  よって バレンタイン・デー 反対 !

  う ほ ほ ほ  ♪ 」

  
  西暦269年
  ローマ皇帝クラウディウス2世が
  自由結婚を禁止した。
  兵士が家族や愛する者のため
  戦争に出たがらないことを憂慮したのだった。
  クラウディウス2世は この策に反対する
  バレンタイン司教を 処刑した。
  処刑の日は司教の記念日として
  キリスト教の行事に加えられ、
  愛の誓いの日になったという。