ガリバ~は 訓練を続け
宇宙船に乗る日が やってきました。
「 まず オムツを つけてください 」
「 なんで オムツをつけるのぉ ? 」
「 宇宙船には トイレがないのです 」
「 どうしてないのぉ ~? 」
「 無重力状態で 汚物が飛び散ると
計器類の故障につながります 」
「 じゃぁ お尻や お股を 宇宙空間に出して
ブルブリ ジョンジョロリン と
すれば いいんじゃないのぉ ? 」
「 宇宙空間というところは 空気が無いんですよ
高い山に登れば 空気が薄くなり
もっと高くなれば 無くなるんですよ 」
「 空気無くても おトイレできるでしょう ? 」
「 真空状態の空間ですから
お尻や 大事なところが 膨張し 破裂しますよ 」
「 ひぇぇぇええ ~! 」
「 覚悟してくださいよ ラピュタを
いや地球を救うヒーローに
あなたが なるんですよ !
ヒーロー ヒーローになる時 ソレは今 ~♪ 」
「 なんだかなぁ ~ 」
「 オムツを つけたら
宇宙空間用 作業服を着てください 」
参考イメージ
「 うわぁ 重いよう ~ 」
「 1715年 フランスの貴族が
製作したダイビング・ドレスを
宇宙用に 改良してあります
万が一 船外に出ることがあっても
大丈夫なように 安全対策です 」
「 なんか嫌な 予感 ~ 」
続 く