「 ワトソ~ン
腹のぐあいが悪いので 薬を処方してくれないか
トイレばかり いっているんだ 」
「 ほう それはいけないねぇ
私の医者としての腕を バカにしていたくせに 」
「 熱もあるし 風邪を うつされたようだ
推理するに 君がクリニックで
診察した保菌患者のウイルスを
下宿に持ち込んだせいだ
ごほ ごほ ごほ ! 」
「 バカは 風引かないのじゃないのかい ? 」
「 バカとは 失礼なことを !
高名で高慢な 超絶知能の
天下の 迷探偵ホ~ムズに 」
「 ふん 人には 平気でヒドイことを言うくせに
では これを飲みなさい 」
「 これは珍しい 黒い丸薬だね ? 」
「 ふっ ホ~ムズともあろうものが
知らないのかい ?
東洋の漢方胃薬で 萬金丹というのさ 」
「 へぇ~ 何を丸めてあるのだろうねぇ ?-
成分を解析したいものだねぇ 」
ん ? ワトソ~ン ?
何だ その 含み笑いは ? 、、、 」
「 鼻◇▽ 丸めて 万金丹 ~ ♪ 」