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寂しい 時 思い出す
辛い 時 思い出す
君は ともだち
哀しい時 思い出す
とびっきりの 笑顔
ぼくの ともだち
雨の日 濡れた ぼくに
傘を 差してくれたっけ
ふたり 肩を濡らしたけれど
こころは とても
あたたくなった
花 摘む 春も
セミ 追う 夏も
枯葉 踏む 秋も
雪 舞う 冬も
いつも 傍に
いてくれたよね
いつか 辿り着くはずの
ぼくらの 未来を
夢中で 語り合ったよね
桜の つぼみ ほころぶ頃
それぞれ 別の道を
ふたり 歩き始めても
いつも 同じ空の下
君は ともだち
遠く 離れ
今は 会えないけれど
同じ悩みを 抱えていたね
もしも ぼくが 先に
去ることになったとしても
きっと 笑って
見送っておくれ
青空の 下を
あの頃と 同じ
あの 笑 顔 で
君は ともだち
ぼくの ともだち