「 こんにちは ごいんきょさ～ん ♪ 」
「 やぁ こんにちは 与太郎 」
「 くんくん なに たべてるのぉ ？ 」
「 今日は正月も 七日 だから 七草粥だよ 」
「 なぁに それ ？ 」
「 春の七草や餅などを具材とする粥で
その一年の 無病息災を願って食べるんだよ
正月のごちそうや お酒で弱った胃を
休めるためとも言われるんだ
1月6日の夜 用意した 「 七草 」 を
（ セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ ）
7日の朝に 粥を炊き 入れて七草粥として食べるんだよ
七種の節句 とも言うんだよ 」
「 えぇ ～ あたいは それだけじゃ おなかふくれないよ ～ 」
「 与太郎一家は 食べないんだね
まだ御両親も若いし 胃袋が丈夫だからなぁ 」
「 そうか ごいんきょさんは おとしよりだから おかゆがいいんだね 」
「 そうさなぁ 消化に良くて 胃にやさしいからねぇ 」
「 じゃぁ あたいも らいねんは おとしよりになって
ななくさがゆを たくさん たべようとおもいます 」
「 う～ん すぐに年をとって 老人にはなれないと思うよ 」
「 じゃぁ ごいんきょさんが あたいに たくさん
『 おとし だま 』 くれれば
あたいも はやく
『 おとし 』 が とれるかも ～ えへえへ ♪ 」
「 むむ お年玉の催促 そうきたか 、、、 」
