3,11 | 藤花のブログ 詩と

藤花のブログ 詩と

この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい




       大地が 咆哮し 


       海が 悪意の巨壁となり 襲いかかった


       怒れる 海神ポセイドンの如く


       人々の ささやかな幸せを 呪うように


       日々の営みを 無慈悲に 踏み躙るように

 


       日常は 断絶した


       悲しみに 引き裂かれた


       嘆きの 嗚咽は 大地に 満ち溢れた



 
       日々は 過ぎる


       季節は 巡る


       傷 癒えぬ人々を 置き去りに


       何も 変わらぬ事への


       怒りと 苛立ちを 掻き立てたまま


       


 

       人は 遥か昔から 悲しみを背負い


       涙を拭いながら いばらの道を 歩んできた


       遠い道程を 沈みかける太陽を 追いかけるように





       道は長く 遥か彼方まで 続く


       だから 歩みを 止めてはいけない


       闇に 心 侵食され 絶望の淵にいたとしても 
 

       未来を 信じることを やめてはいけない





       残された人々は 手を携え 


       互いを労り 歩かなくては


       失われた 命の尊さを 忘れないため

       
       幸せになるために 人は 


       産まれ 生きていることを 思い出すため


       いつの日か 希望の光に その身を 輝かせるため

 





 

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                                    Kema Keur