　　　　　　いつか

　　　　　　　　荒涼とした　砂の大地に

　　　　　　　　彷徨う　報われぬ魂

　　　　　　　　涙の雨が降り　血の花が咲いた

　　　　　　　　どれだけの　涙が　血が　流されたならば

　　　　　　　　そこが　オアシスに　変わるのだろう

　　　　　　　　殺戮に明け暮れる　乾いた心が

　　　　　　　　潤う事は　あるのだろうか

　　　　　　　　悲しみで　人々を縛る

　　　　　　　　冥府に繋がる鎖を

　　　　　　　　打ち砕く事が　できるだろうか

　　　　　　　　人々の怨嗟に　赤く染まった砂漠に

　　　　　　　　希望の　芽生えが始まり

　　　　　　　　瑞々しい緑が　そよぎ　

　　　　　　　　再生の　朝の光に

　　　　　　　　輝く時が　来るのだろうか

　　　　　　　　い　つ　か　