「 うぅぅあぁぁぁ、、いっ 息が苦しい、、、」
ヘンゼルが 崩れ落ちました
「 あぁぁ、、あたいも、、くるちいぃぃ、、、」
グレーテルも 倒れました
「 おい おまえら 大丈夫か ? 」
父親が 声を掛けました
「 二人とも どうしたの ? 」
慌てて女房が 駆け寄りました
兄妹は 荒い息遣いをしたかと思うと
呼吸が止まってしまいました
「 しっ しっかりしろ 」
父親は 子供達の肩を 揺すりました
しかし 二人は すでに 事切れていました
「 はぁはぁはぁ ど どうなっているんだ ? 」
「 さっき 飲んだ物の中に
何か入っていたのでは ? 」
「 そういえば おっ 俺も
くっ 苦しくなって きやがっ、、た 、、、」
「 あなた しっかりして 」
亭主は 力なく崩れるように
床に 膝をつきました
その時 ドアを開け
薄暗くなった部屋に
入ってくる人影がありました
続 く