人生の断片 幸せ | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい













        人の 幸せの 量は 



        決まっているのかな

















        それなら わたしは 



        十分 幸せだったから



        誰かに 残りの 人生分を 



        あ げ た い
















        病床で 彼女は つぶやいた



















        もっと 貪欲に ならなくちゃ















        そう 言いたかったけれど


     
        彼女は そういう 人 



        言葉を 飲み込んだ


















        病室に 射し込んだ 残照が 



        横顔を 彩っていた



        光と影が 彼女を 



        白い闇に 浮かび上がらせた