水夫たちには 安酒を
二日酔いで ふらつかせ
小銭 だけを 握らせて
あの 泥船に 押し込めろ
顔を 歪ませ 鬱々と
キャプテン ア○ウが 待っている
いかりを 上げろ さっさと 上げろ
つぎはぎ だらけの 帆を 上げろ
さあ 宝島 目指して いこう
どこに あるのか 知らないが
たぶん 誰かが 知ってる
ラム酒は たんと 積み込んだ
船酔い よりも 酒に 酔え
鼻薬 嗅がされ 木っ端役人
薄目を 開けて お見送り
今日は なんとか なるだろう
明日は 明日の 風が 吹く
明後日の 事は 知らないが