柳沢雅史先生をはじめ4名の偉い先生が新春長寿対談を行った。

 

どうやら

山中伸弥先生(京大)が発見した,細胞の初期化を誘導する4つの遺伝子(Oct4,Sox2,Klf4,cMyc,通称:山中因子)を用いて細胞の若返りをめざす,リプログラミング研究が共通の解決法として期待しているらしい。

あの小保方さんで一悶着あった山梨大学の若山先生も絡んでいるようだ=

”山田 究極的には可能性のある技術だと思っています。2013年,若山照彦先生(山梨大)が25世代のクローンマウスを作り続けた中で,核移植を繰り返しても初期化異常が蓄積しないこと,そして各世代の発生能が低下しなかったことを報告しました19)。これはつまり,世代ごとにゲノムの異常が起こる可能性を孕むにせよ,少なくともリプログラミングによってエピゲノム制御状態をリセット可能であることを示唆しているのだと考えられます。

これは

中西 「遺伝学的な手法で老化細胞を除去する(senolytics)と,種々の加齢性疾患が予防でき,がんの発症率も低下する」との趣旨が記された論文が,2011年に米Mayo clinicから報告されたことがきっかけです17)

と遺伝子レベルの長寿法だ。

 

(ここの図3。)