文句を言おう=MRIの欠点

 

MRI の診断は苦痛だ。長い間固定され体を動かされない。

みんな我慢をしているがそれでは技術は改善されない。

 

なぜMRI の診断に時間がかかるのか?

 

病院はこんな言い訳をしている

(三和総合病院)

 

では次に、なぜ検査に長時間かかるのでしょうか?

人体は 70%の水分で構成されています。MRI 装置は前述の通り、人体の水分から情報を読み取り、得 られた情報を何回も重ね合わせ画像化しています。70%の水分から読み取る情報は膨大であるため、時 間がかかるのです。これに重ねて、撮影する部位によって撮影条件や撮影方向を変えて更に何種類も撮 影をします。このように、精度の高い画像を撮影するためには時間がかかってしまうのです。

 

データを平均して精度を上げるってか。

 

それなら対策はありそうだ。

 

その結果を紹介している病院がある

 

1/3の短縮で12分台にしたというが

2分くらいにしてほしいところだ。

 

うち部転載:

 

新病院にAiCE搭載の最新MRIを導入

昨年12月にオープンした新病院に、AiCEを搭載したMRI装置「Vantage Orian / X Grade (1.5T)」と「Vantage Galan 3T / Focus XG Edition (3.0T)」が新しく導入されました。AiCE搭載のMRI装置が臨床機として稼働するのは当院が世界で初めてです。
AiCEは、ディープラーニングにより低いSNRの画像からノイズのみを選択的に除去し、高いSNRの画像を再構成する技術です。AiCEにより積算回数を減らしてもSNRを担保できるので、大幅なスキャン時間の短縮が可能です。

DWIBSのスキャン時間が約3分の1に短縮

DWIBS検査においてもAiCEがとても有効です。パラメーターは診断科の先生方と検討し、読影に支障が出ないレベルでの最短時間に設定しています。DWIBS検査は主に1.5TのOrianで実施していますが、現在は1ステップあたりのスキャン時間は59秒と超短時間で撮像しています。
下図は、一番左がAiCEを併用した積算1回の59秒で撮像した画像です。これに対して、AiCEがない場合に積算回数を何回あげるとAiCEの画像と同様になるか、という検討をしてみました。今回は、定量評価ではなく視覚評価ですが、先生方の印象では「積算3回の画像と同じくらい」という結果でした。つまり、AiCEを用いたことでDWIBSのスキャン時間が約3分の1に短縮されていることになります。1ステップあたり1分以下の短時間でDWIBSが撮像できるなんて驚きのスピードではないでしょうか?

全身MRIを12分台の超短時間で

AiCEは、この手の最新技術によくみられる撮像部位・シーケンス・コイルなどの制約がほぼなく、適用に悩むことがない点に使いやすさを感じています。全身MRIにおいても全コントラストに適用可能であり、下図のボランティア画像のように3ステップで合計12分48秒の超短時間で撮像が可能です。通常は全身MRI検査に2倍程度の時間がかかることが多いと思いますが、AiCEがあればこれだけの短時間で撮像ができます。

下図は、前立腺癌の放射線治療後、リンパ節転移の症例です。実際の臨床においてもボランティアと同様、撮像時間は12分48秒です。セッティングを含めた検査全体でも25分程度の短時間で実施できました。赤い矢印と青い矢印が病変部ですが、T1強調画像やSTIRと一致した所見がDWIBSにおいてもみられます。このようにAiCEを用いることで、診断能はそのままに検査時間を大幅に短縮することができます。診療科の先生方からも「検査時間が短くなり、全身MRIのオーダーが出しやすくなった」という声があがっており、実際に検査数も週に2~3件程度とどんどん増えてきています。