コンコンギャラリーのあとは敦子さんにおしえてもらって

茅葺屋根の古民家を改造している牧田沙弥さんの古民家に寄った。

石岡市や筑波大学も支援しているらしい。

同じ八郷にはエンジュという民間で改築したかやぶき屋根の古民家が

先行していて文化活動をしているが

牧田さんのところの活動はこれからアイデアをだしていくらしい。

この家は外壁も内部もすでに改築が終わっていて

その歴史の白黒写真が展示してあった。

牧田さんともうひとりのお嬢さんが接待と案内をしてくれた。

家の西から南にかけて小さな沢が爽やかな水音をかなでていた。

これからの活動が楽しみだ。

 

その家や周りの写真は敦子さんが

フェイスブックでアプロードしているのでそちらをご覧いただきたい。

 

このカヤは私の以前、在籍した高エネルギー研の

山のなかに自生しているカヤから運び込んだという。

 

朝日新聞にも紹介されているようだ。

彼女は自身を”空間作家”と読んでいて

おだやかで社交的な笑顔のなかにも

自信と矜持が感じられた。

 

 

一部転載:

 筑波大が茅葺(かやぶ)きの古民家を改修して開設した茨城県石岡市・八郷地区の「筑波大茅葺き研究拠点」で、同拠点の改修に関わった空間作家の個展「茅の中」が開かれ、茅葺きを題材にしたオブジェなどが展示されている。6月5日まで。

 空間作家は牧田沙弥香さん(28)。東京芸大大学院を修了後、2020年春に地域振興のために活動する石岡市の「地域おこし協力隊員」になり、同市に移住した。茅や稲わらの色合いに魅力を感じ、市内の茅葺き職人の見習いに。筑波大の研究拠点づくりも手伝った。

 「作品づくりでは茅葺き作業の記憶をたどった」と牧田さん。「草遊び1」と名付けた作品は直径約80センチ、長さ約1・5メートルのオブジェ。切断面が美しい茅葺きの屋根に着想を得た作品で、座敷につるして展示している。稲わらを使った巨大オブジェもあるほか、研究拠点づくりの間に撮影した写真なども見ることができる。