私がまだ学生だった頃、西脇順三郎は他の詩人とは別世界の人だった。

歴程の夏の学校で講師をしていた詩人山本太郎に

私が出した詩は西脇順三郎のモノマネのようだと評された。

 

その後私は詩の文学ではなく

高エネルギー研に入り

科学の世界に入った。

退職したのち足腰はふらついてきたが

今が一番創造的な仕事をしている。

そのころをふっと思い出す。