サバン症候群とは社会で生きていくのに不適格だが

特定の分野で飛び抜けた才能がある人々だ。

ここではサバン症候群とは言われていないが、

限りなくサバン症候群に近いかそのものではないかという人々を

探していこうと思う。

そう考えると第一番に思い浮かぶのは

エットーレ・マヨルナというイタリア人の

理論物理学者だ。

wikipediaによれば

エットーレ・マヨラナ(Ettore Majorana、1906年8月5日 - おそらく1959年以降に死亡)はイタリア理論物理学者ニュートリノ質量の研究を行った。1938年3月25日、パレルモからナポリへ船で行く間に不可思議な状況下で失踪した。マヨラナ方程式英語版)とマヨラナフェルミオンの名前はこの人物にちなむ。2006年にはマヨラナ賞英語版)が設立された。

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マヨラナは自身の発見に対する名声を求めないことで知られており、自身の研究を凡庸なものと考えていた。生涯に著した論文は9本のみである。

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1937年、「理論物理学の分野で達成された並外れた専門性の高い名声」[6]により規則とは関係なく試験なしでナポリ大学理論物理学の正教授となった。

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1937年、フェルミオンとして知られる粒子のクラスにはそれ自身が反粒子となる粒子があるべきだと予測した。これがいわゆるマヨラナ粒子である。

マヨラナ方程式英語版)を解くと現在マヨラナ粒子として知られるそれ自身が反粒子となる粒子が得られる。2012年4月、マヨラナが予測したことのいくつかがハイブリッド半導体-超伝導体ワイヤデバイスに関する実験で確認された可能性がある[7]。これらの実験はもしかすると量子力学のより良い理解につながる可能性があり、量子コンピュータ構築の助けになるかもしれない。また、重力の影響の推論以外には検出できない宇宙の「質量矛盾」の少なくとも一部はマヨラナ粒子で構成されているかもしれないという推測もある。

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現在活発に研究されているニュートリノ質量について先行的な理論研究を行った[8]。また、質量が重力波に対して小さな遮蔽効果を及ぼし、それほど大きな牽引力が得られないかもしれないという考えに取り組んだ[9]

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1938年3月25日、パレルモからナポリへの船旅の間に未知の環境で姿を消した。いくらか調査が行われたが、遺体は見つからず、その後は未だ不明である。

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このような解説の背後にはマヨルナが世の中の価値基準と異なる

生き方をしていることがわかる。

それにもかかわらずたった7本の論文で世界の物理学者に強烈な

影響を与えている。

彼はサバン症候群だったろうか?