太陽光発電は晴れの日なら日がどんな風にパネルにかかるか

想像しやすいが、風の場合は気ままに吹くようで想像しにくい。

自然の大気の流れなので天気に左右されるので原因と結果の

関係はあるはずだが

風が吹けば桶屋が儲かると

言う凡庸なことわざ通り過程が複雑で

AIですら計算ができない。

多分、富嶽(スーパーコンピュータ)でさえ予想とさえしないだろう。

こう言う時はフェルミ推定 の出番だろうが。

(実際に調査することが難しいような捉えどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することである。)

この気ままな風に対して

この手がかりをどうやって探すか?

 

例えば1年間の風力発電機の出力は風力発電機の定格出力から予測できるだろうか?

 

ネットで調べると”風力発電の仕組み

 

ウインドファーム浜田(島根県)」に設置される、風力発電機。1基が発電できる発電容量は定格出力で1.67MW。この発電機1基が1年間フル稼働ができれば、年間約1,463万kWhの電力を生み出すことができます。

1年は365x24=8760時間、1.67x8760=14,629Mwh

 

”「ウインドファーム浜田」では、

年間20%の設備利用率を見込んでいます。”

 

考えることもなかった。風はフルの20%は吹いているのだ。

 

そして局所風況マップ

と言うサイトもある。

 

これを見ると

とか言う初めて聞いた専門語の

とか言う分布図まである。

Weibullワイブル係数 とは

物体の脆性破壊に対する強度を統計的に記述する場合などに広く利用されている。ワイブル係数 m は物体を構成する材料の種類によって決まる。一般に m が大きい材料は強度のばらつきが小さく、設計において安全性を確保することが容易になる。

風力発電機wind turbine の強度を設計する指針にするのだろうか。

日本では千基強しかないし外国産の輸入ばかりだろうか

こんな地図情報を使うマニアがいるとは思えないが。

 

それにしてもこのサイトから稼働率を推定できるような

情報はない。直感では20%は大きいと思う。

 

例えば太陽エネルギーで言えば

年間日照時間ランキングと言うデータがある。

埼玉が一番で

2366時間/8760時間=0.27

これに昼の太陽が出ている割合を重みを考慮して

5時間/24時間=0.2 を乗じると 

0.054

が太陽がフルで利用できる割合だ。

 だから 概算として(フェルミの推定では)

0.2/0.054=3.7

すなわち

~4倍だけ

風力の勝ち

 

これは日本の国内での風力を太陽光に勝負の場合。

砂漠では同等かもしれない。

だが我々は日本国でエネルギーを作ろうと思えば風力での技術革新を目指すべきだろう。