文芸春秋はその書き手の顔ぶれや、週刊文春のスキャンダル暴露記事から
権威に対してものが言えるのではないかと思っていた。
それは勝手な思い過ごしだった。
今月号ではDr.Fauchi にインタビューをしていて
ファウチを応援していたようだ。
マスコミがあの悪顔のファウチの後押しをするとは。
私はアホだったのだろうか。
一部転載:
ファウチ氏は、ホワイトハウスの感染対策チームの「顔」であり、1984年に国立アレルギー感染症研究所所長に就任して以来、全米50州の感染症対策の先頭に立ち続けてきた人物だ。現在もバイデン大統領とタッグを組み、米国の感染対策を引っ張っている。新型コロナウイルスの感染拡大以降、日本のメディアへ登場するのは、初めてとなる。
インタビューの中で、ファウチ氏が強調したのは欧米製ワクチンの威力だった。
「ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン…発症予防効果は多少の差はありますが、それは人によっても違います。でも、どれも非常に効果があると思って間違いありません」
「できるだけ多くの人にできるだけはやくワクチンを接種することです。呑気にしていたらダメです。はやく、たくさん接種するだけで入院を避けることができます。ワクチン接種後にブレークスルー感染をしても、入院をせずに済みます。それだけでもかなり大きな効果です」
英国株、インド株……新しい変異株が登場するたびに感染爆発を繰り返しているが、新しい変異株の登場を抑えるためにも、ワクチン接種のスピードがカギを握るという。
反ワクチン派は「正直言って……」
「変異株の種類を予測することは、現在の科学では不可能です。しかし感染を制御することができれば、新しい変異株が出て来る可能性は低くなります。そのことは確実です」
「(アメリカに関しては)まだワクチン接種を受けていない9000万人のうち圧倒的多数がワクチンを接種すれば、来年の春には、制御することが可能になると期待しています」
「(そうやって)感染者数だけではなく、入院患者数や死者数を劇的に減らすことに成功すれば、トンネルの先に光が見えてきます」
ワクチン接種をさらに進めるうえで、ファウチ氏が頭を悩ませているのは反ワクチン派の存在だ。日本にも根強いが、英国などに比べるとアメリカも多い。医者の中にも反ワクチン派はいる。
「彼らは少数派ですが、断固としてワクチン接種に反対しています。正直言って理解不能です(笑)。そういう医師は、接種しないように患者に言います……」
ファウチ氏には、日本のコロナ対策へのアドバイスも聞いた。菅首相の「ワクチン一本足打法」の是非、時短営業、テレワーク等だけで、はたして感染対策は十分なのか。ファウチ氏へのインタビューは「文藝春秋」10月号(9月10日発売)に8頁にわたって掲載される。