全ての生き物にはテロメアに寿命が書き込まれていて
不老不死はないと思っていたが
◆第2位:ベニクラゲ(理論上は不老不死)
クラゲは、幼生として卵から生まれてから海底に定着してポリプになり、やがてメデューサと呼ばれる成体となって海を泳ぎます。しかし、ベニクラゲの一種であるTurritopsis dohrniiというクラゲは、物理的な損傷やエサの不足といった危機的な事態に陥るとポリプに戻るという「若返り」ができるため、理論上は永遠に生きることもできるとのこと。
ただし、Turritopsis dohrniiは生活史を逆転させて若返ることはできるものの、大きさが約4.5ミリと小さく、捕食などの要因で死ぬことがあるため、自然環境で不老不死を実現するのは事実上不可能だといわれています。
by Tony Wills
第1位:ヒドラ(理論上は不老不死)
ヒドラは、淡水に生息する無脊椎動物で、クラゲと同様に刺胞という毒針のある触手でミジンコなどを捕らえて食べています。ヒドラもTurritopsis dohrniiと同じで理論上不老不死とされていますが、若返りによって寿命を免れているTurritopsis dohrniiとは違い、全身の大部分が幹細胞で構成されているヒドラは年月を重ねても老化の兆候を見せないとのこと。そのため、自然環境では捕食などで死ぬことがあるものの、飼育下など外的な脅威のない環境であれば、文字通り不死身の可能性を秘めています。
by Jasper Nance