がん消滅の罠ー完全寛解の謎ー(岩木一麻)というQST病院の研究者の書いたミステリー小説で医療詐欺を題材にしている。

医療専門家が書いたので専門用語や専門知識にあふれていて一般読者にはうるさい感じもするが同時に内容にリアリテイを持たせている。ロ

私も一度SF小説の新人賞のコンテストに書いたことがあるのだが

どうしても科学的知識を必要以上に解説しすぎになってしまうことがある。

 

他の作家がかけないことを独自性にしようという気持ちが入ってしまうのだ。

あの有名大ユーモア作家の北杜夫だって精神科のバックラウンドがあったので

そういう側面もあったように思う。

 

この岩木一麻さんがミステリー小説として成功したのかどうかは

判定できないが書店には10冊くらいは山積みされていたので

そこそこは売れているのではないだろうか?

 

さて私にとって勉強になったのは

当面の問題意識である

 

1、使われている抗がん剤に含まれている成分がマススペクトメーターで

わかるということ。

これで世に使われているワクチンでつかわれていると言われている

(製薬会社は否定している)

生体に有毒成分の酸化グラフェンの有無がわかるのではないか?

顕微場ではあやふやさが残ってしまうし、

電子顕微鏡を持っている知り合いの大学の大先生は

面倒に巻き込まれるのが困るのか顕微鏡ワクチンを覗こうとはしないのだ。

 

2、ストーリー展開場、ある病院の治療法が優れているかどうかを

判定するのに保険会社のデータベースを利用するというアイデアがあった。

これなら小説場の治験のないがん治療法を判定できるかもしれない。

小説でない

例えばAWG波動治療器の治療成績あるいは特許での治療効果がどれくらい信憑性があるのを調べることができるかもしれない。

 

岩木さんのミステリー小説にはこのような効用があった。ありがとうございます。