いつも教えていただいている井口博士がパルス紫外線レーザーでコロナ=covid-19を殺せるんちゃうかというアイデアを日亜化学に提案したとご自分で言っておられた。 この記事を読んだときはよいアイデアかとも反射的に感じたが すぐダメだと考え直した。 その理由は 正常細胞とコロナビールスとの殺菌効果に違いがなければいけない。井口博士は短パルスにすれば細胞には損傷を与えないと期待しているが、それが短かければウイルスに殺傷効果があると願望しているがそれは願望にすぎない。その差異が起こるはずだという根拠を説明しないと単なる思い付きで終わる。 それに紫外線は肺には届かず表面だけで限定的である。肺に届かせるためには粒子線でかつ集中させるにはブラッグ効果がいる。 おそらく粒子線でコロナを殺すことはできるが効率は悪いだろう。だから実用には向かない。 紫外線を使うには、だからパルスレーザーなどは使わないで単に紫外線ランプで人体または手足に照射するだけで十分だろう。 しかしトイレに入ったあと紫外線で滅菌するのはいいが、コロナで汚れているのは便器とお尻なのでこちらを紫外線照射しないといけないので実用的にどうしたらいいか工学的なデザインの工夫がいる。 危険度のリスクが大きい買い物カゴやカートには照射できるかもしれないが 謝って目に勝者すると危険なのでサングラうをかけないという面倒くささがあるので 実用化は難しいか?