新型コロナウイルス感染症から回復した人の「血しょう」が治療薬として有望視されている
重症患者以外は成績が良いという。ニューヨークでも臨床を始め田という。
一部転載:
人体は免疫系から「抗体」を産生して、ウイルスを退治することができます。病気から回復した人の血漿は抗体を多数含むことから、「回復期血漿」と呼ばれています。回復期血漿を投与するという治療法は古くから知られており、1918年に流行したスペインかぜや、エボラ出血熱にも回復期血漿を用いた治療が試みられてきました。
記事作成時点でCOVID-19の治療薬は存在していませんが、COVID-19を完治させた人はいます。中国の国立ワクチン技術研究所の研究チームは2020年3月27日、「新型コロナウイルスに感染して、重度の呼吸不全を起こしている急性呼吸逼迫症候群(ARDS)の重篤患者5人に回復期血漿を投与したところ、病状が改善した」という論文を発表しました。
被験者となった重篤患者5人はいずれも人工呼吸器が必要な状態でしたが、投与後3日以内に5人中4人の体温が正常化し、12日以内にウイルス反応が陰性になったとのこと。さらに、3人は投与から2週間以内に人工呼吸器が不要となり、入院後51~55日で退院しました。残る2人は入院が続いているものの、投与から37日後に病状が安定化したそうです。
重症患者以外は成績が良いという。ニューヨークでも臨床を始め田という。
一部転載:
人体は免疫系から「抗体」を産生して、ウイルスを退治することができます。病気から回復した人の血漿は抗体を多数含むことから、「回復期血漿」と呼ばれています。回復期血漿を投与するという治療法は古くから知られており、1918年に流行したスペインかぜや、エボラ出血熱にも回復期血漿を用いた治療が試みられてきました。
記事作成時点でCOVID-19の治療薬は存在していませんが、COVID-19を完治させた人はいます。中国の国立ワクチン技術研究所の研究チームは2020年3月27日、「新型コロナウイルスに感染して、重度の呼吸不全を起こしている急性呼吸逼迫症候群(ARDS)の重篤患者5人に回復期血漿を投与したところ、病状が改善した」という論文を発表しました。
被験者となった重篤患者5人はいずれも人工呼吸器が必要な状態でしたが、投与後3日以内に5人中4人の体温が正常化し、12日以内にウイルス反応が陰性になったとのこと。さらに、3人は投与から2週間以内に人工呼吸器が不要となり、入院後51~55日で退院しました。残る2人は入院が続いているものの、投与から37日後に病状が安定化したそうです。