よくみる雑誌は
ワイアード、Science2.0, ギガジン
だが・
そのなかのワイアードが政治j的にかたよっているという解説が大摩邇にあった。
一部転載;
ロシア-ゲート論がいかに破綻しているかを示す暴露証拠は、今月初めワイアードが掲載した長たらしい記事だ。カリフォルニア州を本拠とするこのオンライン雑誌は、最先端技術の雑誌だと宣言している。他にもヴォーグ、ヴァニティー・フェアやニューヨーカーなどの有名な雑誌を発行しているアメリカの世界的企業、コンデナスト出版が、ワイアードを発行している。毎月の読者数、3000万人を誇り、編集部員は80人を超えるワイアードは、新技術と通信の世界的リーダーだということになっている。
同社の宣伝広告によれば“ワイアードは明日が実現される場所です”、更に“常に変わりつつある世界を解明するための情報とアイデアの欠くべからざる情報源”とある。
そこで、アメリカ技術のフォーラムであるこの雑誌は、インサイダー情報と“コンピューターおたくジャーナリズム”のエリートとされている。こうしたご立派な主張を念頭に置いた上で“アメリカ民主主義破壊するロシア・ハイテク道具箱案内”という見出しで8月8日に発表した記事をワクワクして読もう。
読んでみると、記事丸ごと、ロシア嫌いの陳腐な決まり文句の長丁場だ。ロシアが昨年のアメリカ選挙にハッキングしたという主張が、どれほどお粗末かというすさまじい実証だ。アメリカ諜報機関情報源を引用した、ワイアード記事は、昨年7月ロシアの国家機関が民主党全国委員会コンピュータに侵入し、その後、内部告発サイトウィキリークスを利用して、トランプのライバル、ヒラリー・クリントンに対する不利な情報をばらまいたという根も葉もない主張のおうむ返しだ。
“アメリカの調査官たちによれば”ワイアードは書いている。“DNCサーバー侵入は、どうやら一つはGRU[軍諜報機関]、もう一つはFSB [国家治安機関]という、二つの別のロシア・チームのしわざで、どちらも相手が民主党ファイルの中を探し回っていることは知らなかったようだ。更に、こっそり盗まれたファイルは、WikiLeaksやDCLeaksのようなオンライン漏洩サイトを利用して出所を偽装した… この情報の2016年選挙に対する影響はかなりのもので、何カ月もダメージとなる見出しを生み出した”。
ワイアード記事のどこにも、ハッキングの主張を裏付ける、いかなる納得の行く技術的な詳細も提示されていない。アメリカ諜報機関の“評価”と 反ロシア偏向があきらかなシンクタンクや匿名外交官発言の引用による潤色がもっぱら頼りなのだ。
ワイアードの言ういわゆるロシアの“アメリカ民主主義を破壊する道具箱”には、DNCへのハッキングとされるもの以上の諸々が含まれている。欧米民主主義を傷つけるためのハイブリッド戦争の備蓄兵器として、ロシアが、マスコミ、外交官、犯罪ネットワーク、脅しや暗殺を利用しているのを非難している。
ワイアードはこう宣言している。 “しかも、ロシアでは諜報機関、実業界、組織犯罪集団やマスコミ・ネットワークが融合し、官庁と民間部門との区別を曖昧にし無くす構想で、ウラジーミル・プーチンと彼の同盟者の個人的目標を推進するための国家が支配する一つの無定形の組織を作り出して、自己強化している”。
これは、実に中傷的で、軽蔑的な言葉による、驚くほど決定的なロシア描写だ。基本的に、ワイアードは、ロシア国家丸ごと犯罪組織だと主張しているのだ。記事で表明されているロシア嫌いは並外れているが、しかも、これは技術-諜報のリーダーと目されている雑誌でのことだ。
ワイアードは読者に、ロシアには欧米民主主義や、NATOから欧州連合に至る多国間同盟を密かに傷つける“大戦略”があると語っている。
不吉な予感とともに、こう警告している。“民主主義を密かに傷つけ、不安定化するというプーチン政権の組織的な取り組みは、欧米において焦眉の課題… ベルリンの壁の崩壊以来、欧米体制にとって最大の難題だ”。
ここで顕著な点は、その大げさな専門的主張にもかかわらず、ワイアードは、ロシアがアメリカ選挙にハッキングしたという言説を裏付ける何ら実質的なものを提示していないことだ。もし最先端技術雑誌とされるものが技術的詳細を説明できないのであれば、それはつまり、実際、ロシア-ゲート論丸ごとがいかに破綻しているかの証明だ。
ワイアード、Science2.0, ギガジン
だが・
そのなかのワイアードが政治j的にかたよっているという解説が大摩邇にあった。
一部転載;
ロシア-ゲート論がいかに破綻しているかを示す暴露証拠は、今月初めワイアードが掲載した長たらしい記事だ。カリフォルニア州を本拠とするこのオンライン雑誌は、最先端技術の雑誌だと宣言している。他にもヴォーグ、ヴァニティー・フェアやニューヨーカーなどの有名な雑誌を発行しているアメリカの世界的企業、コンデナスト出版が、ワイアードを発行している。毎月の読者数、3000万人を誇り、編集部員は80人を超えるワイアードは、新技術と通信の世界的リーダーだということになっている。
同社の宣伝広告によれば“ワイアードは明日が実現される場所です”、更に“常に変わりつつある世界を解明するための情報とアイデアの欠くべからざる情報源”とある。
そこで、アメリカ技術のフォーラムであるこの雑誌は、インサイダー情報と“コンピューターおたくジャーナリズム”のエリートとされている。こうしたご立派な主張を念頭に置いた上で“アメリカ民主主義破壊するロシア・ハイテク道具箱案内”という見出しで8月8日に発表した記事をワクワクして読もう。
読んでみると、記事丸ごと、ロシア嫌いの陳腐な決まり文句の長丁場だ。ロシアが昨年のアメリカ選挙にハッキングしたという主張が、どれほどお粗末かというすさまじい実証だ。アメリカ諜報機関情報源を引用した、ワイアード記事は、昨年7月ロシアの国家機関が民主党全国委員会コンピュータに侵入し、その後、内部告発サイトウィキリークスを利用して、トランプのライバル、ヒラリー・クリントンに対する不利な情報をばらまいたという根も葉もない主張のおうむ返しだ。
“アメリカの調査官たちによれば”ワイアードは書いている。“DNCサーバー侵入は、どうやら一つはGRU[軍諜報機関]、もう一つはFSB [国家治安機関]という、二つの別のロシア・チームのしわざで、どちらも相手が民主党ファイルの中を探し回っていることは知らなかったようだ。更に、こっそり盗まれたファイルは、WikiLeaksやDCLeaksのようなオンライン漏洩サイトを利用して出所を偽装した… この情報の2016年選挙に対する影響はかなりのもので、何カ月もダメージとなる見出しを生み出した”。
ワイアード記事のどこにも、ハッキングの主張を裏付ける、いかなる納得の行く技術的な詳細も提示されていない。アメリカ諜報機関の“評価”と 反ロシア偏向があきらかなシンクタンクや匿名外交官発言の引用による潤色がもっぱら頼りなのだ。
ワイアードの言ういわゆるロシアの“アメリカ民主主義を破壊する道具箱”には、DNCへのハッキングとされるもの以上の諸々が含まれている。欧米民主主義を傷つけるためのハイブリッド戦争の備蓄兵器として、ロシアが、マスコミ、外交官、犯罪ネットワーク、脅しや暗殺を利用しているのを非難している。
ワイアードはこう宣言している。 “しかも、ロシアでは諜報機関、実業界、組織犯罪集団やマスコミ・ネットワークが融合し、官庁と民間部門との区別を曖昧にし無くす構想で、ウラジーミル・プーチンと彼の同盟者の個人的目標を推進するための国家が支配する一つの無定形の組織を作り出して、自己強化している”。
これは、実に中傷的で、軽蔑的な言葉による、驚くほど決定的なロシア描写だ。基本的に、ワイアードは、ロシア国家丸ごと犯罪組織だと主張しているのだ。記事で表明されているロシア嫌いは並外れているが、しかも、これは技術-諜報のリーダーと目されている雑誌でのことだ。
ワイアードは読者に、ロシアには欧米民主主義や、NATOから欧州連合に至る多国間同盟を密かに傷つける“大戦略”があると語っている。
不吉な予感とともに、こう警告している。“民主主義を密かに傷つけ、不安定化するというプーチン政権の組織的な取り組みは、欧米において焦眉の課題… ベルリンの壁の崩壊以来、欧米体制にとって最大の難題だ”。
ここで顕著な点は、その大げさな専門的主張にもかかわらず、ワイアードは、ロシアがアメリカ選挙にハッキングしたという言説を裏付ける何ら実質的なものを提示していないことだ。もし最先端技術雑誌とされるものが技術的詳細を説明できないのであれば、それはつまり、実際、ロシア-ゲート論丸ごとがいかに破綻しているかの証明だ。