がんになったら
からの転載:
膵がんは治療の難しい難病である。
その理由は

1)周囲を放射線感受性の高い十二指腸などの臓 器に囲まれているため、十分な量の放射線を腫瘍に照 射することができない、
2)膵がんは低酸素細胞やがん幹 細 胞 等 の 放 射 線 抵 抗 性 で あ る 細 胞 の 割 合 が 多 い


重粒子線の呼吸同期スキャンニング照射によって重粒子線治療が一層改善された。

この治療法では放医研の山田滋室長によれば

動く標的の手前の線量を大幅に低減することが可能 となる。この特性から背側から照射しても、脊髄や腎臓 の照射線量を大きく低下することが可能となり、消化 管の影響を受けない安定した照射が可能となる。この 照射方法を応用し、さらなる線量増加を施行する予定 である。

ということである。