加速器研究の興味深い話題として
磁場の強度の大きさがある。
わたしは永久磁石をつかって、超伝導磁石の領域の磁場の作った事があり(世界記録を何回も更新)、
これを癌治療加速器装置につかおうと考えたときがあった。
その強さのレベルは数テスラだが、その上の磁場強度といえば
超伝導磁石である。
さらにうえは短時間に発生するパルス磁石
さらにそのうえはハイパワーレーザーである。
レーザーは電磁波であるから磁場の成分もあるのだ。
さて、さらに上の磁場はというと
仮説だがマグネターというものがある。

マグネター(magnetar)とは極端に強い磁場を持ち、その磁場の減衰をエネルギー源として大量の高エネルギー電磁波、特にX線ガンマ線を放射する中性子星である。マグネターの理論は1992年にロバート・ダンカンとクリストファー・トンプソンによって定式化された。この説が提唱された後の約10年間で、過去に観測されている軟ガンマ線リピーター異常X線パルサーなどの様々な天体に対する有望な物理的説明としてマグネター仮説は広く受け入れられるようになった。
超新星爆発によって恒星が収縮して中性子星になる時、元の恒星が持っていた磁場は劇的に強度が大きくなる(長さのスケールが半分に収縮すると磁場の強さは4倍になる)。ダンカンとトンプソンは、中性子星の磁場は通常でも108 T(テスラ)という強大なものだが、特定の条件ではさらに強い 1011 T 以上になりうることを計算で明らかにした。このような極端に磁場の強い中性子星をマグネターと呼ぶ。


LHCという加速器は5テスラで10TeVの程度の陽子エネルギーを達成できるからマグネターを加速器につかえれば、10^10倍のエネルギー
つまり、
10^11 TeVの陽子加速器も不可能ではないだろう。
こんな加速器はもちろん現時点では空想だが、原理的には
ありうるということだ。
最初にいってしまえば、それはいったひとの勝ち。
マグネター加速器はわたしがいいだしっぺだということだ。

ちなみにビッグバンの高エネルギーで
3つの力が一緒になるエネルギーは10^16 Tevだ。

超ひも理論では強い磁場は考慮されていないような気がする。

注)
実験室で達成できる定常磁場は数十T、パルス磁場でも数百T程度である。ちなみに、105Tのオーダーで、水素原子中の電子が磁場から受ける影響と、核の電荷から受けるクーロン相互作用の影響が同じになる。