2.一般廃棄物処理の代替技術
2.1 プラスコ・ガス化システム
Rod Bryden 最高経営責任者(Plasco Energy Systems社)
オタワに設置したパイロットプラントは、廃棄物の80%を代替天然ガスへ変換するもので、 現地で発電し、地方の配電網に送電する。オタワプラントは1トンの廃棄物から1.400kWhの電 力量を発電して送電網へ供給することを目指しており、これはオタワの家庭で必要とされる 電力の55日分に相当する。また、廃棄物1トン当たり、150kgのスラグが発生し、コンクリー ト又はアスファルトに使用され得る。この他、5kgの硫黄、1kgの重金属、水に転換される。
プラントは、燃焼は行われず、無酸素でプラズマを使用する。また、石炭、天然ガスとい
ったエネルギーの補充の必要はなく、ガス化で必要とされるエネルギーはプロセスで発電し
た電力により賄われる。基準値に適合しているガス発電機の排出ガス以外に、排出ガスはな
い。温室効果ガスも大きく削減される。
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表7 プラスコ・プラントの排出ガス
排出ガス | オンタリオ州環境省 2004 年焼却基準 | 欧州基準 | プラスコ実績 |
塩化水素 | 18 ppmv | 7 ppmv (10 mg/Rm3) | 5 ppmv |
二酸化硫黄 | 21 ppmv | 19 ppmv (50 mg/Rm3) | 13 ppmv |
NOx | 110 ppmv | 159 ppmv (200 mg/Rm3) | <110 ppmv |
有機物 | 100 ppmv | 10 mg/Rm3 | 20 ppmv |
粒子状物質 | 17 mg/Rm3 | 10 mg/Rm3 | 10 mg/ Rm3 |
ダイオキシン及びフラン | 80 pg/Rm3 | 100 pg/Nm3 | 0-30 pg/ Rm3 |
プラスコ社は、顧客のニーズに応じてプラントを建設、運転する。プラントは、他の企業 が製造したサブシステムをプラスコ社の標準的な設計、仕様に統合して建設する。各プラン トは、スケールに応じたユニットの数を除いて同一であり、処理する廃棄物の量に応じて決 定される。全ての資産はプラスコ社により提供され、収益は廃棄物の提供者と分担される。