ガンダーセンさんは日本にきて普通の場所のサンプルを持ち帰っており(こんなこと日本でもできるはずだ)
衝撃の測定結果を発表している。

東京に滞在していた時に、いくつか土壌サンプルを取ってきました。
ホットスポットを、わざわざ探し歩いたわけではありません。
ただ普通に町中を歩き、適当に辺りの土壌をすくいビニール袋に入れてきただけです。
一つは、歩道にあるひび割れの中から。
一つは、既に除染済みであるという子供用の遊び場から。
一つは、歩道の脇の苔から。
一つは、私がいた建物の屋上から。
そして最後のサンプルは、東京の裁判所の向かいの道からです。
私は、それらのサンプルについて、きちんと申告し税関を通してから研究所に持ち帰りました。
すべてのサンプルは、アメリカの法律の基準では、放射性廃棄物に値しており、テキサスにある放射性廃棄物処理場に送って処理しなければなりませんでした。

#1 渋谷区; 
セシウム134: 5,069Bq/Kg(137pCi/g) 
セシウム137: 6,179Bq/Kg(167pCi/g) 
コバルト60 : 1,480Bq/Kg(40pCi/g)

#2 鎌倉; 
セシウム134: 662.3Bq/Kg(17.9pCi/g) 
セシウム137: 666 Bq/Kg(18 pCi/g)
コバルト60 : 521.7Bq/Kg(14.1pCi/g) 
**U235 positive ←ウラン235の存在を示唆

#3 千代田区 遊び場;  
セシウム134 : 962Bq/Kg(26pCi/g) 
セシウム137: 1,147Bq/Kg(31pCi/g)

#4 千代田区 オフィス・ビル屋上; 
セシウム134: 1,739Bq/Kg(47pCi/g) 
セシウム137: 1,739Bq/Kg(47pCi/g)

#5 日比谷公園; 
セシウム134: 703 Bq/Kg(19pCi/g) 
セシウム137: 851 Bq/Kg(23pCi/g)
コバルト60 : 336.7Bq/Kg(40pCi/g)

*1pCi(キュリー)=0.037Bq/g ⇒ *上記数値換算:0.037Bq x1000g = Bq/Kg
*参考:従来の放射性廃棄物の基準はセシウムで100ベクレル/kg。それを超えると、ゴミ処理場などに廃棄は許されない。=放射性廃棄物

・考えてみましょう、それがアメリカの首都であろうと東京であろうと構いません。あなたが、道ばたの花を摘むのに、放射性廃棄物の上に膝つかねばならないとしたら、どう思­いますか?
これが、今、東京で起こっていることなのです。
ヤツコ氏が言おうとしている点は、まさにここだと思います。RCの 費用便益分析は「移住を強いられ、自分の世代のうち、もしくは永久にその土地に戻る事のできない10万人の人々が受ける様々な損害や苦痛について」を計算に入れていないと­言っているのです。
ここ首都ワシントンから100マイル以内に、12ほどの原発があります。
東京は、福島から200マイルも離れていました。
しかし、私がいくつか適当に採取した東京の土は、米国では、放射性廃棄物として処理すべきものなのです。
-END-