低線量被曝の危険度はチエルノブイリの被爆者のデータの解析がいちばんと思っていたが
どうやらもっ身近で調べられることが
”原発と拳銃”という小説を読みながらわかってきた。
著者は
杉浦 昭嘉
1969年滋賀県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。92年から3年連続で「ぴあフィルムフェスティバル」に監督・脚本作品がノミネート。その後、助監督を経て監督となり、13本のピンク映画を始め、Vシネマ、ネットドラマ等を多数手掛ける。2009年『エレクトメンズ・パレード』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
経歴のわりにはなかなかの力作だ。
ネットではまだ書評はでていない。
まともに書評をだせないのかもしれない。
話題になったら困るのでただ無視をしておくことが得策なのだろう。
この他にも原発労働者を話題にしたノンフィクションの作家がなんにんかいるが
小説のほうがかえってリアリテイがある。
とくに帝電力(東電)の社長が自分は大きな駒のひとつにすぎないので
無力であるといわせている。
ではだれが背後のボスなのかというと
ボスはいないのだという。
国策の化け物が勝手に歩き出したのだと主張しているかにみえる。
そのへんは作者は陰謀論とはきっぱりと決別しているとみえる。