tengu さんから井出治さんのフリーエネルギーが特許公開されているという
指摘をいただいた。以下のような表題で特許庁から簡単に検索できる:

出願番号 : 特許出願2010-160821 出願日 : 2010年7月15日
公開番号 : 特許公開2012-23898 公開日 : 2012年2月2日
出願人 : 井出 治 発明者 : 井出 治
発明の名称 : インバータ駆動方式

要約:

【課題】効率の良いインバータ駆動方式を提供する。
【解決手段】トランスの一次側駆動パルスとして、パルス幅がごく短いパルスを供給すると共に、その一次側駆動パルスの時間間隔を縮めることによって、過渡現象によるトランスの二次側の出力電圧を、入力の電源電圧を一定に保ったまま、数倍に大きくすることができる。
【選択図】 図5

わたしの考えでは
本の説明とちがっていますね。

一般のトランスでしたらパルス巾を狭めたときにトランスの帯域がひろければ
高い周波数成分だけ電圧があがるのは定常状態ではあたりまえのことです。

一般にトランスも含めてスパイクの問題のときには
コモンモードが問題となります。
発明者はコモンモードを意識していない点が解析が不十分なところです。
この点で出力のコイルの極性が影響します。

ノーマルモードだけでもスパイク電圧の高さがあがるのは
不思議ではありません。ただ、二次側のパワーがあがるというのは
説明できないでしょう。

理屈はとおらないとしても
実験的に
他のひとが再現できれば
真剣に考えないと行けないでしょう。

だれかが
わたしもできたといってでてくるといいですね。