日野原重明さんの講演核医学学会の市民公開講座の目玉は100歳をこえた日野原重明さんだ。45分の割当を1時間と勘違いしていたが、講演時間は1時間10分だった。司会者はなにもいわなかった。講演会は百戦錬磨にちがいなく、真打ちの高齢落語家のように観客をわかせる壷を心得ていた。話の内容はとくに独創的なところはなかったが100歳のご高齢が1時間十分たちつくして講演をつづけていることが独走であったのかもしれない。