ジョッブスの訃報でだれもが例外なくジョッブズの天才ぶりをほめたたえているのであえて
悪の側面をひとこと。
ジョッブズのビジネスは決して平坦であったわけではないのは、才能はあるのだが、
自分勝手で傲慢でいやなやつだったこともよくしられていることだ。
才能だって決して彼のオリジナリテイではなく、すぐれてものを寄せ集めただけのものだ。
良く言えば統合といえるが、盗作でも、よせあつめればオリジナルにはる。
ピクサーの買収だってジョージルーカスの弱みに付け込んだもので、きたないやりかただった。
まあ、そんなことをいえば、ビルゲーツなどはもっとひどいやつだった。
ゲーツは美意識もセンスもなかった。

というわけでジョッブスはわがままな小さい悪党でもあった。
それが成功の一条件なのだろう。

有名なスタンフォード大学の演説だって陳腐なものであった。

それでも成功すれば、大衆は、ジョッブスをヒーローと断じ
深い悲しみを表す。

そうはいうわたしも年下のかれの生涯のアップルの大ファンであった。
彼の後を継ぐものはいないだろう。
しかし
まちがいなくあたらしいジョッブスはでてくるだろう。
滅びゆくとはいえどもそれがアメリカの強みだ。