第4回つくば3Eフォーラムが筑波大学会館で12月12日日曜日に開催された。
この会議は筑波大学の藻の研究をあしがかりに
環境、エネルギー、経済の
問題を解決しようと言う壮大な目標をもつ。

基調講演は官僚の文章の匂いが濃く、むかしながらの
カタカナ語で内容の乏しさをあたらしいことばで補おうという
ことばの貧しさがめだった。

午後の2時間半くらいは
パネルデイスカションがあり9人のパネリストが参加し
フロアーからの質疑応答の時間があるのかとおもったら、
たった2人しか発言ができなかった。

最後のコメントのまとめは:
このフォーラムは藻の研究をてこに
つくばの横のつながりを初めて実現したものだが
つくばの研究者が2万人、研究所が300カ所、
外国人研究者が数千人のうち
少なくとも数%はこのフォ-ラムに参加するように拡大するべきだと
いうことであった。
(実際、このフォ-ラムへの参加研究者のほんの一握りで筑波大学のなかでさえ
一部のグループであるし、産総研でさえも同様。おまけに
高エネルギー加速器研究機構もJAXAもはいっていない。
そういう状況では つくばと言う名を冠にできない)

出席した筑波大学の副学長はグローバルイノベーションとして特区を申請すると
意気込んでいたが、横のつながりの実績がないのに
つくばの冠をつけても、通らないだろうという
コメントだった。

つくば市の副市長がこれにたいして
ロボットの研究で苦労したがなんとかなったと
少々まとの外れたあいずちをうっていた。

市民の声がほとんどでるチャンスがなかったことはまことに残念なことであった。