2、PSI のHUG
創立以来6000人治療したわりには年110人くらいと勘定があわない。HUGさんも出版サブサブコミテイのメンバーだ。PSIはペドロニのspot scanning で名をなした研究所だ。小児がんの治療でも名高い。原子炉とそれを冷却する美しい川に面した研究所だ。
3, NIRS 鎌田
といえば、骨肉腫だが今回はハイマック全体の治療性成果の紹介。腎臓の治療から始まる。最初の画像はこの腎臓のがんをスパットきりとって、うまくいったという紹介。
フロアー(会場)からの大先生のコメント一撃:鎌田さんたちがよくつかう言葉で“手術では直らないケースを炭素イオンで...“ について、”直らない“ということばをつかわず、”確率的になり李が悪いと“と言い換えろというコメント。
これにたいして演者は“はいーはいー同感です..”と議論をさけた印象の対応だった。これでよかったかな? つっこみにはつっこみで返す覚悟なければいけないのでは。
一回照射の線量をどうやってきめるのかという質問にたいしては、あれやこれやといった回答でひとことでは答えなかった。
ケモセラピーのコスト:といっても、薬の種類によって異なるようだ。高いものでは2ヶ月2千万円でなくなってしまうケースがあるという。
3、筑波大学 桜井
坪井さんがとおもったが櫻井さんというかたが筑波大学を代表して発表を行った.?。
26年で2300人の治療。HCC(肝臓)が一番の多い。前立腺、肺癌がこれにつづく。HCCがセールスポイントのようだ。そのばあい、放医研の治療をひきあいにだして、比較を議論しないとね。
CCC(cholagiocellular carcinoma)も陽子線で。
PTCOG49初日午前の部@前橋ドーム競輪場
4、Institute Curie Orsay Habrand
15年間で4000 人。いつでもどこでもでてくるフランスの大先生。タクシーをご一緒したこともありました。小児がん治療で活躍。半分は骨bone sarcoma、1/3は脳腫瘍 glioma。5Y-OS 86% なので良好といえる。新施設ができて治治療患者は40人から120人に増強の予定!
子供を治療するときは、固定がたいへんな問題となる。これは解決に向かうか?
イエス!
5、小牧りつこさん ランチョンセミナー
ランチョンセミナーというのはスポンサーから提供されたお弁当をたべながら
講師のお話をきくという企画で医学系の会議ではいつもやられている。PTCOG は医者と理工学研究者とバイオフジックスの3分野の合同会議なので
いちばんお金のある学会の方式が採用されているのだ。
小牧博士のランチョンセミナーは教育セミナのときと同じテーマでより堀さげた講演だ。小牧博士の講演はIMRTと陽子線治療PBTの治療結果から陽子線治療PBTに軍配があることを証明した。さらに、肺癌の動きに起因する問題点を明確に例示をあげることで証明した。臓器の動きによるミスヒットにも言及しさらに改良した陽子線治療PBTに言及した。
再度、小牧博士の講演は今回の世界会議では頭一つとび抜けたすばらしい講演であった。
忘れて行けないことは治療に起因する肺炎について明確に言及しこれを減少する事に重点をおいていると断言したことは、まことに勇気のある発言であった。
国内の粒子線治療ではこの点について肺炎については言葉を濁しているという
故 古口事務局長(重粒子線友の会)が繰り返しいわれていたことであった。