冬はたき火がよい。
これが結構、むつかしい。
いいかげんにやっていると火の粉がよそにとんでいき、草に燃え移る事がある。
ので遠くから人のたいている煙などをみると心配になる。
たき火でたのしみなのは
サツマイモなどをなかにいれることだがこれも簡単ではない。
たいていのばあい、焼きすぎて炭化状態になってしまう。
また、残り火の処理もきをつかないといけない。
たいていはみんな1-2回の失敗はあるものだ。

たき火をしていると普段気づかない音に気づく。
川端康成の山の音ではないが
里山の音というものもある。
ドルビーサラウンドは人口音だが
里山の音は自然音。どちらも良い。
里山の音は3D音源なのだ。

たき火の小枝や檜、杉の落ち葉をあつめ、揺らぐ炎に
鳥の羽音のほうに目をやると鳥が樹々の間を切っていく。

この数週間で3カ国をわたり、
ホモサピエンスサピエンスのあすを考える。
2時間の講義で学生たちの心に私の訴えのいくぶんかは届いただろうか。

温暖化だけではない。欲望と政治とエネルギーと食料と世界覇権と医療とみな絡み合っていて
解きにくい。