重粒子線の治療をどのようにしたらよいか、
治療計画の指針についてScholz がまとめをした。
ショルツによれば
日本の放医研の方式は経験的方法でドイツのシュルらの方式は
(より科学的な)原理モデルにもとずいたものだという。
しかしながら
ショルツの説明をきいていると、結局、生存曲線を
経験事実をα、βの二次形式で表したもので、たいしたものではない気がすることは
否めない。
放射線の生物効果はその要因となるパラメターが多く、
α、βモデルのような超単純なもモデルでは説明できないのだろう。
まだまだ
重粒子線治療の理解は幼年期にあるように思える。

物理と生物の境界の領域で、
生物という複雑でわけのわからないものが相手なので
試行錯誤なのだろう。