光線力学治療法は名前からして怪しい治療法とおもっていたが、名前に反してまともな治療法らしい。
”北海道大学大学院獣医学研究科附属動物病院外科では、悪性腫瘍に対する最新の動物医療を提供するとともに、よりよい治療法、診断法などを開発するための研究を行っています。光線力学療法(Photodynamic Therapy : PDT)は、ヒト医学においてはすでに一部の早期悪性腫瘍に対して臨床応用が行われている治療法です


http://www.vetmed.hokudai.ac.jp/VMTH/PDT.html
として動物の腫瘍の治療を行っている。
その動作原理(医師は機序と呼ぶ)は

腫瘍細胞や腫瘍組織内の新生血管の内皮細胞内に取り込まれた光感受性物質は、レーザー光が照射されることにより、活性酸素を発生させます。この活性酸素により、腫瘍細胞や組織が傷害を受けて腫瘍が消失すると考えられています(図1)。PDTは、この光線力学的反応を利用した治療法です。PDTはそれ自身毒性が低い光感受性物質と低出力のレーザー光を使用するため、生体への負担が少ないのが特徴です。

粒子線の場合もこの活性酸素も引き起こされていると考えられているが、
光線治療法は、活性酸素に主役がある。

細胞に活性酸素をだす光感受性物質をどうやってとりこませるか
さらに
光をそこにどうやって導くか
が重要な治療のポイントになると思われる。

通常、光は体内にははいっていかないので
腫瘍を体外に取り出すか
または
オプテイカルファイバーを体内にもぐらせるか
などの方法を考える。また
ポルフィリン系の化合物はがんい集積する光感受性物質だ。

深部がんを上記以外の方法でというとこれは最先端治療法、
たとえば、詳細は述べないが
ナノ粒子などでの提案もでている。

ただし理屈のとおらない
類似の光線治療法にはご用心ください。



エキサイテイングな分野のひとつだ。
われわれの出番かもしれない。